ハーツクライ産駒のリスグラシューが悲願の初G1制覇を果たす。
Photo : J.Fukuda
11月11日(日)に京都競馬場で行われた第43回エリザベス女王杯-G1を、ハーツクライ産駒のリスグラシューが制しました。
本馬はこれまでG1レースにおいて3度の2着を経て、今回で8度目のG1レース出走にして悲願のG1制覇を達成。
ハーツクライ産駒としては2014年のオークス馬ヌーヴォレコルト以来となる2頭目の牝馬G1馬の誕生です。ハーツクライはJRAリーディングサイアーランキングにおいて4位(11月11日現在)にランクインしており、新鋭の種牡馬の対抗によって勢力図が変わりつつある種牡馬界において、未だにその存在感を見せつけています。
リスグラシューは2歳時にアルテミスS-G3を制すなど若い時期から世代トップクラスの実力を発揮してきましたが、G1制覇まではあと一歩届きませんでした。ところが古馬になると父産駒特有の成長力から馬体に厚みが増し、末脚に磨きがかかり、G1奪取に成功。この成長力こそがハーツクライの魅力と言えるでしょう。
昨年の秋G1シリーズにおいて産駒が2勝を挙げたように、今年もハーツクライ産駒から目が離せません。